内服薬(テルビナフィン塩酸塩)には要注意

爪水虫には効果は有るが身体にも負担が大きい

白癬菌を殺す事の出来る薬には、トルナフタート以外にもラミシールがあります。こちらの方が聞き覚えのある薬かもしれませんが、この薬がどのような薬でどうやって白癬菌を殺菌するのかについての説明をしておきたいと思います。

まず、ラミシールには、内服薬のラミシール錠(125mg)と塗り薬のラミシールATクリームがあります。

どちらも有効成分は同じテルビナフィン塩酸塩です。

水虫であれば、直接皮膚の患部に塗る事が出来るのでラミシールATクリームによって完治させる事が可能です。外用薬であれば、副作用もあまり気にする事無く使用する事が出来ます。

稀に過敏症を起こすことがあるので、その場合は、使用を中断するなど気をつけなければなりません。

一方のラミシール内服薬は、一度体内に吸収する事で成分が爪や皮膚の中に浸透していくと、それらの成分を白癬菌が取り込むと殺菌する事が出来るという働きがあります。

テルビナフィンは、皮膚浸透性に優れているのでこうした白癬菌の殺菌が可能となります。
また、成分の殺菌作用もクリアネイルの成分トルナフタートと同じように、エルゴステロール合成系のスクアレンからスクアレンエポキシドへの変化を阻害する働きによるものです。

尚、テルビナフィン塩酸塩は、アリルアミン系に属す薬剤です。
殺菌力に優れ広範囲に渡る抗真菌作用がありますので、白癬菌以外の真菌に対しても有効です。

そんなラミシールですが、錠剤タイプは、塗り薬よりも作用が強いと言われています。
ラミシール内服薬を用いて完治療するると2年以内の再発リスクは、2割程度まで抑えられているデータがあるようです。

それだけ強力な作用のある薬です。
多くの方は、ラミシール錠を用いて早く治したいと思うでしょう。
しかし、外用薬を先に使う事が推奨されています。

その理由は、肝臓や腎臓へ負担が大きい為です。

治療薬マニュアルなどを見ても、「警告!! 重篤な肝障害(肝不全,肝炎,胆汁うっ滞,黄疸等)及び汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少が現れることがあり,死亡に至った例も報告されている」と書かれている程です。

それだけ健康状態が左右される薬なので、内服薬で用いる事は出来れば避けたいものです。

もちろん、この強力な殺菌作用のお陰で爪水虫への有効性も高い薬ではありますが、ラミシール内服薬を飲み続けてもすぐに治るというわけでは有りません。また、白癬菌感染のしていない皮膚にも成分は行き渡ります。

その点、クリアネイルであれば、爪水虫に対してピンポイントで塗る事が出来て殺菌する働きがあります。そう考えると、身体への負担無く効率的に爪水虫を治療するには、どちらが良いかは一目瞭然ではないでしょうか。